ファクタリングに必要な書類は?手数料を抑えるポイントを解説!
◎目次
・ファクタリングに必要な書類
・手数料の相場
・手数料の主な内訳
・手数料を抑えるコツ
・まとめ
ファクタリングを利用する際、ファクタリング会社ごとに提出を求める書類は異なります。
今回はそんな悩みを解決するため、ファクタリング会社から提出を求められることの多い書類についてまとめました。
ファクタリングに必要な書類
・本人確認書類
・通帳(指定期間のコピーなど)
・請求書・発注書・納品書・契約書など売掛債権の存在を認識できるもの
・通帳の入出金の記録
・売掛先企業との基本契約書
ファクタリング会社によっては求められる可能性がある書類
・登記簿謄本(法人の場合)
・決算書(法人の場合)or 確定申告(個人の場合)
・印鑑証明書
・税金・社会保険などの書類
ファクタリング利用の際に発生する手数料
ファクタリングの手数料は、ファクタリング会社の収入であり、未回収リスクの補填です。
ファクタリングは、請求書などの売掛債権を買い取ってもらい、その金額から手数料を差し引いた金額を受け取れる金融サービスです。
売掛債権(売掛金) ー 手数料(ファクタリング会社の収入) =実際に受け取れる資金
手数料の相場
ファクタリングの利用者はファクタリング会社に手数料を支払います。
2社間ファクタリングは3社間ファクタリングより、手数料が高い契約方法です。
2社間ファクタリングの手数料の相場は10〜20%、3社間ファクタリングでは1〜10%です。
2社間より入金スピードは劣りますが、手数料の低さを最優先したいなら、3社間ファクタリングを利用しましょう。
手数料が相場を明らかに上回っている場合は、担当者に説明を求め、
納得のいく回答が得られなければ、悪質な業者の可能性があります。
用途不明の手数料を求められた場合は、何にかかった経費なのかを事業者に確認するようにしましょう。
売掛先の信頼度や売掛金額により手数料は異なります。
手数料の主な内訳
ファクタリング手数料に含まれる主な費用の内訳は以下の通りです。
ファクタリング会社を選ぶ際に特に重要になるのが、基本手数料・掛け目・事務手数料の3つです。
基本手数料
→買取手数料のこと。売掛債権から買取金額を引いた額です。
ファクタリング会社は、こちらの手数料によって利益を得ます。
掛け目
→自社の売掛債権を最大いくらで買取可能かを表す割合です。売掛債権の75〜90%が目安といわれています。
事務手数料
→審査手数料、登記簿謄本の請求費用、交通費などが含まれます。
振込手数料
→売掛債権の買取代金を指定口座に振り込む際の手数料です。ファクタリング会社が負担するケースもあります。
印紙代
→契約書に貼る印紙代です。債権譲渡登記をする場合は登録免許税がかかります。
債権譲渡登記費用
→売掛債権の買い取りを証明する手続きにかかる費用です。利用企業の要望で登記しないケースもあります。
これらの内訳はファクタリング会社や取引先によっても変動するため、
事前によく調べておかないと損をしてしまうかもしれません。
手数料を設定する要素
手数料の決め手となり得る要素には以下があります。
・利用するファクタリング方式
・債権譲渡登記の有無
・ファクタリングの利用履歴
・ファクタリング利用者と取引先の信用度
・売掛金の金額
手数料を抑えるコツ
・3社間ファクタリングで契約する
・複数のファクタリング会社を比較する
・取引実績のある売掛先の債権を提示する
・決済日までの期間が短い売掛債権を提示する
・取引先の信用力を示す証拠書類を揃える
・同じファクタリング業者に申し込んで信用度を上げる
・債権譲渡登記有りの契約にする
未回収のリスクを防ぐため、ファクタリング会社側は信用力のある会社かどうかを重要視します。
なので基本的には返済の確実性が高いほど、手数料は低くなります。
債権譲渡登記がある場合や、過去にファクタリングを利用した際に売掛金を回収してきちんと支払ったといった肯定的な履歴がある場合は、返済の信用度が高いとみなされ、手数料を抑えられる可能性が高くなります。自社だけではなく、取引先の信用度も手数料に大きく影響します。
また、売掛金の金額が大きいほどファクタリング会社にとっては利益が出やすくなるため、
高額な取引ほど手数料が安くなる傾向があります。
まとめ
ファクタリングを利用する際、手数料は会社の利益に関わる最も重要になるポイントになるので、
契約を交わす前に確認するようにしましょう。
複数の会社で検討している場合、スムーズに資金調達を終えるためにも、手数料だけではなく、
入金までの速さ、買取金額、会社の信頼性なども含めて判断しましょう。