1. HOME
  2. お知らせ&コラム
  3. ファクタリングとインボイスファイナンスの違いとは?

NEWS & COLUMN

お知らせ&コラム

コラム

ファクタリングとインボイスファイナンスの違いとは?

◎目次
・インボイスファイナンスとは
・インボイスファイナンスと比較した際のファクタリングのメリット
・インボイスファイナンスとファクタリングどちらを選べばいい?
・インボイスファイナンスを選ぶべき場合
・ファクタリングを選ぶべき場合
・まとめ

インボイスファイナンスとは

インボイスファイナンスは、売掛金を現金化するための手法の一つです。具体的には、企業が売掛金を持つ間、金融機関やファクタリング会社がその売掛金を買い取り、即座に現金を支払ってくれます。インボイスファイナンスの特徴としては、個別の売掛金を対象に取引が行われること、信用リスクがファクタリング会社などに移行することが挙げられます。インボイスファイナンスには主に「売掛金担保融資」「インボイスディスカウントファイナンス」「ファクタリング」といった3種類があります。

■ 売掛金担保融資

売掛金を担保にお金を借りる方法

■ インボイスディスカウントファイナンス

売掛金を現金化する手法

■ ファクタリング

売掛金を買い取ってもらい即座に現金を受け取ることができる手法

インボイスファイナンスと比較した際のファクタリングのメリット

インボイスファイナンス

・インボイスファイナンスは、金融機関との取引
・企業が未払いの請求書から資金を調達する方法

ファクタリング

・ファクタリングは、ファクタリング会社との取引
・売掛金を買い取ってくれる「ファクタリング会社」に請求権を譲渡することで現金化できる

インボイスファイナンスと比較して、ファクタリングには以下のようなメリットがあります。

1 売掛金の一部を即座に受け取れる

ファクタリングは買取対象となる売掛金の一部を事業者に即座に受け取ることができます。
これによって資金繰りにおけるキャッシュフローの改善が期待できます。
一方、インボイスファイナンスでは、売掛金の支払いを待つ必要がありますが、
ファクタリングでは即座に資金が手に入るため、事業の拡大や納期の短縮などに有効です。

2 審査がスムーズ

ファクタリングは買取の審査が比較的スムーズであるため、手続きが煩雑にならずに利用することができます。インボイスファイナンスでは、事業者の信用力や売上実績などが審査の基準となりますが、ファクタリングでは主に売掛金が担保となるため、審査が容易となります。

3 低金利

ファクタリングは買取金利が比較的低い傾向にあります。インボイスファイナンスでは、利用期間や審査内容によって金利が異なりますが、ファクタリングでは売掛金の買取価格から手数料等の費用が差し引かれるため、通常の買取よりも金利が低くなります。

インボイスファイナンスとファクタリングどちらを選べばいい?

■ インボイスファイナンスを選ぶべき場合

→企業が請求書に依存している場合
例えば、請求書が多くの場合や支払いサイクルが長い場合には、インボイスファイナンスを選ぶべきです。インボイスファイナンスは、未払いの請求書から資金を調達する方法です。この方法を使えば、企業は未払いの請求書に基づいて資金を受け取ることができ、資金繰りの改善やキャッシュフローの安定化に役立ちます。インボイスファイナンスは、企業に柔軟な資金調達手段を提供し、経済的な安定性を確保することができます。

■ ファクタリングを選ぶべき場合

→企業が売掛金の回収リスクを軽減したい場合
大口取引の際や取引先の信用が低い場合には、ファクタリングを選ぶべきです。ファクタリングでは、売掛金をファクタリング会社に売却し、即座に現金を受け取ることができます。これにより、企業は売掛金の回収リスクをファクタリング会社に委ねることができ、資金繰りの改善やクレジットリスクの軽減が期待できます。特に、取引先の信用が低い場合には、取引先が支払いを遅延または滞納した場合でも、売掛金を手にすることができるため、資金繰りの安定化が図れます。また、大口取引の際には、一度に大量の売掛金を手にすることができるため、企業の資金繰りを円滑に進めることができます。

まとめ

インボイスファイナンスを利用する際には、いくつかの注意点があります。インボイスファイナンスは、売掛金を事業者が保有している金融機関に売却することで資金を調達する方法ですが、売掛金の未回収のリスクが発生する可能性があります。また、金利や手数料も発生するため、コスト面でのデメリットも考慮する必要があります。一方、ファクタリングではキャッシュフローの改善や買取手続きのスムーズさ、低金利などのメリットがあります。事業の成長や資金繰りの安定を目指す場合は、ファクタリングの活用を検討する価値があります。

 

最新記事