1. HOME
  2. お知らせ&コラム
  3. なぜファクタリングは売掛金の全額を受け取れないのか?

NEWS & COLUMN

お知らせ&コラム

コラム

なぜファクタリングは売掛金の全額を受け取れないのか?

◎目次
・ファクタリングとは
・なぜ売掛金の全額を受け取れないのか?
・なぜ手数料が発生するのか?
・まとめ

ファクタリングとは

ファクタリングとは、企業が売掛金を金融機関に売却することで、即金化する方法のことです。ファクタリングでは、売掛金の一部を手数料として引かれることがあります。ファクタリングを利用することで、企業は売掛金を即座に現金化することができます。さらに、ファクタリングを利用することで、企業はリスクを分散することができます。債権管理や回収業務を金融機関に委託することができるため、企業は業務に集中することができます。

なぜ売掛金の全額を受け取れないのか?

ファクタリング業者は、主に自身の収益の確保とリスク分散を目的としており、そのために売却価格に手数料やリスク負担分を差し引いて受け取ることがあります。

支払い義務のリスク

売掛金の債権者が支払義務を果たさないリスクもあります。そのため、売掛金を購入した金融機関が貸し倒れを起こす可能性があるのです。金融機関は売掛金を買い取ることで利益を得るため、事業者の信用力や取引の安定性などを評価し、買取額を決定します。しかし、金融機関自体が経営破綻する可能性や、取引先が倒産して支払いが滞る可能性などによって、売掛金の一部や全額を受け取れない場合があります。このような貸し倒れリスクに対して、事業者は適切なリスク対策を講じる必要があります。具体的な対策としては、信用力の高い金融機関との取引を選ぶ、事前に債権の保険に加入する、定期的な債権のチェックや回収管理を徹底するなどがあります。ファクタリングを利用する上で、貸し倒れリスクについて理解し、適切な対策を取ることが重要です。

信用力の影響

金融機関が事業者の信用力に応じて売掛金を買い取るため、信用力が低い場合には全額受け取れない可能性があるのです。事業者の信用力が高ければ、金融機関は売掛金を買い取るリスクが低いと判断し、高い額で買い取ってくれます。しかし、信用力が低い場合には、金融機関は買い取るリスクが高いと判断し、売掛金の一部しか買い取らないか、全く買い取らない可能性があります。このため、信用力の低い事業者は、売掛金を全額受け取れないという問題が起きることがあります。なぜなら、金融機関は買い取るリスクを避けるため、信用力の高い事業者に優先的に売掛金を買い取るからです。

手数料がかかる

ファクタリング手数料や債権回収業務の手数料も、全額の売掛金から差し引かれるため、全額を受け取ることができません。ファクタリングは売掛金を金融機関に売却することを指し、その際には手数料が発生します。

これらの理由により、企業は売掛金の一部を即座に受け取ることになります。
関連記事:ファクタリングに必要な書類は?手数料を抑えるポイントを解説!

なぜ手数料が発生するのか?

手数料は通常、売掛金の一部として支払われます。
それは、金融機関が事業者に代わって売掛金を回収するための費用として手数料を取るからです。
また、手数料はファクタリング業者の利益となります。
ファクタリング手数料は売掛金の金額や回収までの期間などによって異なる場合があります。
手数料の額や計算方法については事前に契約によって決められることが一般的です。
すると、売掛金から手数料が引かれた残額が事業者に支払われます。
ファクタリングの手数料は、資金繰りの一環として捉えることもできます。
事業者は売掛金を元手に商品開発や生産活動を行うための資金として活用することができるのです。
手数料の額や金利などの条件は、事業者や金融機関との交渉によって決まります。
ファクタリングの手数料について、事前に契約内容をよく理解し、手数料の負担を最小限に抑えることが重要です。

まとめ

ファクタリングにおける売掛金の全額受け取りを阻む要因について説明します。売掛金のファクタリングは、企業が売掛金をファクタリング業者に売却することで、早期のキャッシュフロー確保が可能となります。しかし、全額受け取ることができない場合もあります。
お客様が支払いを遅延させたり、支払いが困難な場合、全額を受け取ることができません。
顧客が経済的に困難な状況にある場合や、倒産した場合など、売掛金を全額受け取れないことがあります。ファクタリング業者は、信用リスクを避けるために債権者の信用調査や債権保険の契約など様々な工夫を行っていますが、完全にリスクを排除することは難しいため、全額受け取りを保証することはできません。企業がファクタリングを利用する際には、全額を受け取ることができない場合もある旨を理解し、リスクを適切に評価する必要があります。

 

最新記事