ファクタリングとは?メリット・デメリット解説
◎目次
・ファクタリングとは何か?
・利用すべきタイミング
・メリットとデメリット
・まとめ
ファクタリングとは何か?
ファクタリングとは、企業が保有する売掛金をファクタリング会社に譲渡することで、売掛金の支払期日前に現金化できる資金調達方法です。
売掛とは、取引先に対して代金の支払いを後から請求する方法で、売掛金とはその権利・債権です。
本来、売掛金は支払期日(入金日)にならないと現金化できませんが、
ファクタリングを利用すると、売掛金の支払い期日より前に資金を調達できるため、資金繰りの改善が見込まれる分、ファクタリング会社が売掛金の手数料を引いた現金を得る仕組みになっています。
ファクタリングを利用すべきタイミング
財務状況が悪化し、資金繰りに困った場合
「売上はあるのに、手元に現金がない」という状況もあると思います。
売掛金ばかり増えてなかなか現金が入ってこない状況が続くと資金繰りの悪化は避けられません。
逆に言えば、回収サイトの長期化によって資金繰りが悪化している場合、回収サイトを短縮することで資金繰りが大幅に改善します。回収サイトとは売掛金が発生してから回収するまでの期間を意味します。回収サイトが長い売掛金を、優先的にファクタリング利用すれば資金繰りの大きな助けになってくれるはずです。
銀行融資の審査に通らない場合
業績によって銀行からの融資の審査に通過できない場合でも、
ファクタリングの審査に通過できる可能性は十分にあります。
ファクタリングの審査は、自社の業績とは関係なく、「売掛先企業の信用力」をもとに実施され、
あくまでも売掛先を重視するため、融資の見込みがないタイミングでファクタリングが非常に役立ちます。
突然の出費に対応する
ファクタリングは最もスピーディな資金調達方法です。
予想もしていなかったタイミングで突然の出費に襲われることもあるはずです。
手元に十分な資金があれば大きな問題にならないとしても、そうでない場合には
急いで金策に走る必要が発生してしまいます。
銀行融資は、数週間〜1ヶ月以上を要するのに対しファクタリングは、
最短数時間〜即日で現金調達が可能であり、売掛金さえあれば高額の資金調達も可能にします。
メリット
即日から数日で資金調達が可能
銀行の融資では、資金調達まで早くて数週間、遅ければ2か月以上かかります。
株式会社EMYでは、申し込み当日に現金化できるので、急な出費に対応することが可能です。
財務状況に関わらず資金調達できる
融資の場合、返済能力があるか審査されるため、自社の財務状況が悪化している際は融資を受けられない可能性があります。
自社の業績と関係なく、売掛先企業の財務状況が重視されるので、
売掛先企業に支払い能力があれば資金を調達できます。
倒産リスクの回避
ファクタリングは取引先が倒産等しても受け取った対価を返金しなくても良いという特徴があります。
売掛債権が譲渡されてから、売掛先が倒産すれば本来受け取るはずの売掛金は回収できません。
ただ、ファクタリングは原則、償還請求権なしの契約を結ぶため、売掛先倒産により債権が回収不能となっても特別な事情のない限り、ファクタリング会社が責任を負うことになります。
ファクタリングを利用する側としては、未回収リスクを回避するという大きなメリットもあります。
デメリット
手数料が掛かる
ファクタリング業者は貸し倒れリスクを負うため、一般的に手数料が比較的割高に設定されています。銀行融資の場合、高くても10数%、低ければ1%代での利用も可能であることと比べると、
他の資金調達方法よりもコストがかかることはデメリットの1つといえるでしょう。
売掛金以上の資金調達はできない
自社の業績を見られないというメリットはある反面、デメリットとして、売掛金以上の資金調達はできないことが挙げられます。
まとめ
ファクタリングは、割高な手数料が資金繰りに影響する可能性があるため、適切ではない割合の手数料を支払ってしまうことがないように手数料の相場を事前に確認するようにしましょう。
メリットだけでなくデメリットもあるため、それらを踏まえた上で資金調達にうまく活用することをおススメします。