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ファクタリングの種類とメリット・デメリット解説

◎目次
・6種類のファクタリング
・まとめ

6種類のファクタリング

ファクタリングには買取型と保証型があります。
その中でもいくつかの方法が存在します。今回紹介するのは、主に利用されている以下の6つになります。
・買取ファクタリング
・保証ファクタリング
・医療ファクタリング
・一括ファクタリング
・国際ファクタリング
・注文書ファクタリング

1 買取ファクタリング

買取ファクタリングは、企業が保有する売掛金をファクタリング会社が買取って、
資金化するサービスです。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングは、買取ファクタリングに該当します。

民間ファクタリング会社が取り扱っているファクタリングのほとんどがこちらに該当し、
買取ファクタリングは、取引先の支払い能力が不安な場合に有効な方法の一つです。

◯メリット
・現金化までが早く、スピーディーな資金繰りが可能
・審査が簡易・赤字でも利用可能
・利用者はファクタリング会社から金銭を支払われた後、売掛先が倒産しても、基本的に返還義務はない
×デメリット
・取引先の経営状態や債権金額によっては手数料が高くなる可能性がある
・取引先の支払い情報が審査に影響することがある

2 保証ファクタリング

保証ファクタリングとは、取引先の売掛債権に対する支払いをファクタリング会社が保証する仕組みです。

一般的なファクタリングは金銭の支払いを目的としていますが、
保証ファクタリングは、売掛金の未回収リスクを回避することを目的としています。

万が一、売掛先が倒産するなどして売掛金の回収が不可能になった場合、ファクタリング会社が保証限度額内で売掛金を支払ってくれます。貸倒れリスクを軽減するための保険として利用されています。
取引先の支払い能力に不安がある場合、契約先が1つの企業に集中している場合に有効な方法です。

◯メリット
・取引先にファクタリングの利用を知られない
・ファクタリング会社に売掛先の与信管理を任せられるため、業務コストの削減が可能
・売掛先が倒産しても保証限度額内で売掛金の支払いが保証される
×デメリット
・審査が厳しい
・保証のみのため、取引が安全に終えれば現金を得ることはできない

3 医療ファクタリング

医療ファクタリングとは、病院・クリニックや介護施設の事業者が
診療報酬債権をファクタリング会社に売却し、現金化できる仕組みです。

通常、診療報酬債権は、取引が発生してから2〜3か月後に支払われます。
そこで、すぐに現金化したい場合に利用できるのが医療ファクタリングです。
つなぎ資金から大規模な資金調達まで幅広く活用されています。

診療報酬債権は貸倒れのリスクが低いため、一般的なファクタリングよりも手数料は低い傾向にあります。

そのため、3社間方式によって行われるのが一般的であり、手数料が約2%前後と比較的安価です。

◯メリット
・手数料が低い
・審査に通りやすい
×デメリット
・現金を一括で受け取れない

4 一括ファクタリング

一括ファクタリングとは、債権者、債務者、金融機関の3社間で行われるファクタリングです。
売掛金を金融機関が一括で買取り、債権者の口座に代金を振り込むことにより、手形取引の手間を省けるのが特徴です。
仕組みとしては、買取ファクタリングと同様ですが、
一括ファクタリングの場合、主体者が「支払企業」にあります。

手数料は、一般的なファクタリングよりも低めに設定されています。
利用される債権は原則として「電子債権」であり、利用者・取引先双方が導入していることが前提となります。
売掛金の売買ではなく融資に該当します。

◯メリット
・手形の発行事務を軽減できる
・金融機関の審査を受けているので信用力が高まる
×デメリット
・取引先も電子債権を導入していなければならない
・審査が厳しい
・取引に時間がかかる

5 国際ファクタリング

国際ファクタリングとは、取引先が海外企業である場合に利用できるファクタリングです。
取引先の調査を含む対応は、海外のファクタリング会社によって行われます。

海外企業は与信調査が難しく、取引に不安を感じる場合が少なくありません。
そういった海外企業との取引に不安を感じる場合のリスク回避として利用され、
海外企業との取引の安全性を高めることを目的としています。

その分利用にかかる料金は平均より割高に設定され、相場は請求書に対し月0.7%〜2.0%となっています。

◯メリット
・国際取引をより安全かつスムーズに進めることを可能にし、代金を確実に受け取れる
×デメリット
・利用にかかる料金が割高
・取扱うファクタリング会社が少ない
・社会問題や戦争のような国際問題による未払いはカバーの対象にはならない

6 注文書ファクタリング

注文書ファクタリングは、仕事の発注が完了した時点で注文書・発注書を元に資金調達ができるサービスです。

仕事を受注した時点で資金を調達できるため、案件着手前の準備金や新規取引拡大のための費用にあてることができます。
また、利用者とファクタリング会社の2社間でやり取りされるため、売掛先にファクタリングの利用を知られずに利用が出来ます。

スピーディに資金化できる方法ですが、その分、手数料は比較的高めに設定されています。

◯メリット
・受注段階で資金を調達できる
・最大半年先の注文書まで資金化できる
・売掛先にファクタリングの利用を知られずに利用が出来る
×デメリット
・手数料が高い
・注文ファクタリングを取り扱っている会社が少ない
・比較的審査が厳しい

まとめ

ファクタリングは、それぞれの目的や双方の会社状況によって利用できるサービスが異なります。
また、ファクタリングには上記に記載した以外の方法やメリットやデメリットもあるため、
メリット、デメリット共にきちんと把握した上で、どの方法が最適なのか判断をしましょう。
どのサービスを選べば良いかわからないやファクタリングについての不安やお悩みがあるという場合は、是非株式会社EMYにご相談くださいませ。

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